画面サイズ別にCSSを切り替える ‘Media Queries’ についての基礎知識
2014 May 28
レスポンシブのwebサイト作成に必須のMedia Queries(@media screen)について復習兼ねてまとめます。
Media Queries とは?
Media Queries とはブラウザの表示領域やデバイスの画面サイズなどの条件によって、適応させるスタイルを切り替えられるCSS3の機能のこと。従来の、スタイルを適用する対象を限定する”Media Type”の仕様を拡張したものです。
Media Queries を使うと、「画面サイズの横幅が、500px以下の場合にのみ適用させる」「画面サイズの横幅が800px以上の場合にのみ適用させる」など、細かな条件が指定できます。
使い方
Media Queries の使い方は2通り。
1,htmlソースに記述してcssを切り替える
2,1つのcssに記述する
1,htmlソースに記述してcssを切り替える場合
htmlソースのhead内に記述します。
2つのcssを用意して、画面サイズによってどちらのcssを有効にするか指定できます。
/* 画面サイズの横幅が480px以下の場合にだけ phone.css が 768px以上の場合にだけ pc.css が適用 */ <link rel="stylesheet" href="phone.css" media="screen and (max-width: 480px)"> <link rel="stylesheet" href="pc.css" media="screen and (min-width: 768px)">
2,cssに記述する場合
1つのcssで複数の画面サイズの指定ができます。
対象ごとにCSSファイルを分割する必要はありません。
Max Width
画面サイズの横幅が指定したサイズより小さい場合に、スタイルが適用されます。
/* 画面サイズの横幅が 768px より小さい場合に適用 */ @media screen and (max-width: 768px) { .tama { font-size :16px; } }
Min Width
画面サイズの横幅が指定したサイズより大きい場合に、スタイルが適用されます。
/* 画面サイズの横幅が 480px より小さい場合に適用 */ @media screen and (min-width: 480px) { .tama { font-size :14px; } }
複数のWidth指定
複数の指定も可能です。
/* 画面サイズの横幅が 480px より大きく、768より小さい場合に適用 */ @media screen and (min-width: 600px) and (max-width: 768px) { .tama { font-size :16px; } }